AIで漫画を作る方法に興味はあるものの、本当に自分にもできるのか不安に感じている人は多いと思います。
絵が描けないと漫画は作れない、専門的なソフトや高いスキルが必要、著作権や商用利用が難しそう。
そんなイメージが先に立って、気になりつつも一歩踏み出せずにいる人も少なくありません。
ですが最近は、AI技術の進化によって、絵が描けなくても漫画を形にできる環境が整ってきました。
ストーリーやアイデアがあれば、キャラクター作成やコマ割り、簡単な演出までAIが補助してくれる時代になっています。
一方で、便利だからこそ知っておくべき注意点や、向き不向きがあるのも事実です。
この記事では、AIで漫画を作るときのメリットとデメリット、著作権や商用利用で気をつけたいポイント、どんな人に向いているのかを整理しながら、具体的な活用アイデアまで分かりやすく解説していきます。
AIで漫画を作る方法の全体の流れ
AIで漫画を作る場合は、思いつきで画像を生成するのではなく、決まった流れに沿って進めた方が失敗が少なくなります。
ここでは、あなたが実際に行っている制作手順をもとに、初めての人でも同じように再現できる形で、AI漫画の作り方を順番に解説します。
ストーリーと構成を決める
AIで漫画を作るうえで、最も大切なのがストーリーと構成です。
どんなに絵がきれいでも、何を伝えたい漫画なのかが決まっていなければ、読み手には伝わりません。
自分でストーリーを考えられる人は、登場人物、話の流れ、各コマで何を伝えるか、セリフの大まかな内容を、簡単なメモやプロットとして用意します。
4コマや6コマ程度であれば、細かく作り込む必要はなく、「悩み」「疑問」「解決」「納得」といった流れを決めるだけでも十分です。
ストーリーを考えるのが苦手な人は、有料になりますが脚本や構成を依頼する方法もあります。
特に、商品紹介や長編漫画を作る場合は、最初からプロに構成を任せることで、後の作業がかなり楽になります。
キャラクター設定を作る
正直なところ、ちょっとした4コマ漫画や短編漫画であれば、細かいキャラクター設定は必須ではありません。
ただし、登場人物の年齢、性格、立場をあらかじめ決めておくと、AIが生成する絵や表情が安定しやすくなります。
また、同じキャラクターを何度も使う場合や、ストーリーが長くなる場合は、設定を作っておく方が圧倒的に便利です。
最低限として、年齢、性別、雰囲気、役割、性格の一言説明、これくらいを決めておくだけでも十分です。
プロンプトをつくる
ストーリーとキャラクターが決まったら、次に行うのがプロンプト作成です。
プロンプトとは、AIに対して「どんな漫画を作ってほしいか」を具体的に指示する文章のことです。
ここでは、縦長6コマ漫画を想定したプロンプト例を紹介します。
内容は一例なので、自分の漫画に合わせて調整してください。
漫画の雰囲気:ほんわか系 パステルカラー コミック風のキャラクター、ソフトな線、温和な雰囲気。
漫画のスタイル:縦長6コマ漫画、縦型、右からスタート、上から1コマずつ進む6コマレイアウト。
場所:和風家の中
登場人物:50代おじさん、若い女性のプログラマ
コマ1:こたつで肘をついて悩んでいる50代おじさん、それをみている女性
コマ2:涙を流す50代おじさん
コマ3:ドアップの女性
コマ4:首を傾ける50代おじさん
コマ5:若い女性が学校の先生風に説明
コマ6:50代のおじさん天使になり涙を流し喜ぶ
コマ1: 50代おじさん「副業したいな」
若い女性のプログラマ「それならAIを勉強したら?」
コマ2: 50代おじさんのアップ「今から遅すぎだろ?」
コマ3: 若い女性のプログラマ「今からだからAIなのよ」
コマ4: 50代おじさん「こんなじじいでもAIがおぼえられるかな」
コマ5: 若い女性のプログラマ「AIを覚えれば今の仕事も効率化できるしなにより画像も動画も自分でつくれるから
今までできないことでマネタイズも可能。こうやって漫画だってかけるわ」
コマ6: 50代おじさん「この漫画もAIなのか!」
NanoBananaProでコマ用イラストを作成する
上記のプロンプトでできた漫画がこちらです。
文章がちょっとおかしかったりする部分がありますね。正直一回で思った通りの漫画を作ることは不可能なのである程度できたら自分で編集するのが一番手っ取り早いです。

ここは根気よく何度も生成するのがお勧めです。
ぴったりはまるプロンプトがあるのでまずはとにかく生成してどのプロンプトでどんな漫画ができるかを感覚として身に着けてください。
生成がうまくいかない場合は、プロンプトを少しずつ修正しながら、何度か試す必要があります。
AIで漫画を作るために必要なもの
AIで漫画を作るために必要なものは、実はそれほど多くありません。
高性能なパソコンや専門的な知識がなくても、最低限そろえるべき要素を押さえておけば、誰でも漫画制作を始められます。
ここでは、AI漫画制作に必要なものを、実際の制作経験をもとに整理して解説します。
漫画用のアイデアやプロット
AIで漫画を作るうえで、最初に必要になるのが漫画のアイデアや簡単なプロットです。
ストーリーやセリフを自分で考えるのが難しい場合は、外注するという選択肢もあります。
運営者のモリンでは、脚本やストーリー作成の依頼も受け付けており、漫画制作の目的に合わせたプロット作成を依頼することが可能です。
画像生成AIツール
AIで漫画を作るためには、コマ用のイラストを生成できる画像生成AIツールが必要です。
ただし、最初から高精度なイラストやキャラクターの完全な一貫性を求める必要はありません。
4コマ漫画や6コマ漫画などの短い漫画であれば、多少絵柄がブレても内容は十分に伝わります。
重要なのは、どのツールを使うかよりも、どれだけ具体的にプロンプトを書けるかという点です。
レイアウト、雰囲気、登場人物、各コマの状況をきちんと指示できていれば、多くの画像生成AIで漫画素材は作れます。

漫画を作るツール
AIで漫画を作る場合、使うツールを複雑にしすぎないことが、続けるための大きなポイントになります。
特に初心者の場合は、最初から多機能なツールを組み合わせるよりも、まず漫画の形を一度完成させることを優先した方が失敗しにくくなります。
結論から言うと、初心者は NanoBananaPro だけで十分です。
NanoBananaProは細やかな画像生成ができるため、キャラクターやシーンをそのまま漫画用の素材として出力できます。
縦長の複数コマ漫画として生成することもできるので、コマ割りを細かく考えなくても、流れのある漫画を作りやすい点が特徴です。
一方で、もう少し自由度を上げたい場合は、クリップスタジオで画像生成と漫画編集を分ける方法もあります。
漫画編集ができるツール
NanoBananaProで生成した漫画は、そのまま使える場合もありますが、構図や文字の表現が少しおかしくなることがあります。
特に、セリフの文字が崩れていたり、吹き出しの位置が不自然だったりするケースは珍しくありません。
そのため、仕上げの段階では画像編集アプリを使って調整するのがおすすめです。
画像編集アプリを使えば、セリフを入れ直したり、吹き出しを整えたりして、読みやすい漫画に仕上げることができます。
実際の編集作業では、CLIP STUDIO PAINT を使う方法が一般的です。
クリップスタジオは、漫画制作向けの機能がそろっているため、NanoBananaProで生成した画像との相性も良く、初心者でも扱いやすいツールです。
まずは、NanoBananaProで作った漫画をベースに、必要な部分だけを編集する形から始めると、無理なく作業を進められます。
AIで漫画を作った後のマネタイズ方法
AIで漫画を作れるようになると、作品そのものを売らなくても、さまざまな形で収益につなげることができます。
重要なのは、漫画を「商品」にするのか、「集客の道具」にするのかを最初に決めることです。
ここでは、実際に取り組みやすく、再現性のあるマネタイズ方法を3つに分けて具体的に解説します。
SNSやブログへの投稿で集客につなげる
AIで作った漫画は、SNSやブログの投稿コンテンツとして非常に使いやすい素材です。
たとえば、ブログ記事の冒頭に説明漫画を入れることで、文章を読んでもらえる確率が上がり、アフィリエイトリンクやサービス紹介まで自然に誘導できます。
SNSでは、ノウハウや体験談を短い漫画にすることで保存されやすくなり、プロフィールや固定投稿に置いたリンクへのアクセス増加につながります。
この方法では、漫画そのものを売るのではなく、アクセスや認知を増やし、その先でアフィリエイトや自社サービスの成約を狙います。
まずは、ひとつのテーマに絞って継続的に投稿し、反応の取れる型を見つけることが重要です。
商品やサービスを説明するための漫画として使う
AIで作った漫画は、商品やサービスの説明用コンテンツとしても非常に相性が良いです。
たとえば、オンライン講座、ツール、スクール、サブスクサービスなどは、文章だけだと内容が伝わりにくくなりがちです。
そこで、悩みのある人物が登場し、問題に気づき、解決策として商品やサービスに出会う流れを漫画で表現すると、短時間で理解してもらいやすくなります。
この漫画をLPやセールスページ、ブログ記事、SNS投稿に組み込むことで、成約率が上がるケースも少なくありません。
自分の商品がなくても、アフィリエイト案件の説明漫画として使えば、収益化につなげることが可能です。
AI漫画制作をサービスとして提供する
AIで漫画を作れるようになると、その制作スキル自体をサービスとして提供することもできます。
具体的には、ブログやLP用の説明漫画、SNS投稿用の漫画、簡単な広告用漫画などを代行制作する形です。
企業や個人事業主の中には、文章を書くのが苦手でも、漫画で説明したいと考えている人が一定数います。
AIを使えば制作スピードが速いため、1本あたりの単価が低くても、数をこなすことで収益を積み上げやすくなります。
まずは自分の実績として作った漫画を公開し、問い合わせを受けられる形を作ることが、仕事につなげる第一歩になります。
オリジナル漫画で漫画家デビューを目指す
AIで作った漫画は、商業デビューや創作活動の入口として使うこともできます。
最初から完成度の高い長編作品を作る必要はなく、短編漫画や4コマ漫画を継続的に公開し、自分の作風や世界観を形にしていくことが重要です。
SNSや投稿サイトでオリジナル漫画を発表し、反応を見ながら改善を重ねることで、読者の付き方や評価ポイントが分かってきます。
AIを使えば、作画に時間を取られすぎず、ストーリーや構成に集中できるため、アイデアを量産しやすい点が強みです。
実際に、編集者や出版社がSNSやWeb上の作品をチェックするケースも増えており、発表の場を持つこと自体がチャンスにつながる時代になっています。
AIはあくまで補助ですが、オリジナルの物語やキャラクターを継続的に発信していけば、創作活動の実績として積み上げることができます。
まずは完璧を目指さず、一本でも公開することが、漫画家デビューを目指す第一歩になります。
AIで漫画を作るときの注意点とデメリット
AIを使えば漫画制作のハードルは大きく下がりますが、便利だからこそ事前に知っておくべき注意点もあります。
特に、著作権や商用利用、表現の安定性について理解せずに進めてしまうと、後からトラブルになる可能性があります。
ここでは、AIで漫画を作る際に押さえておきたい注意点とデメリットを、重要なポイントごとに解説します。
著作権や利用規約の注意点
AIで生成した画像や漫画は、すべて自由に使えるとは限りません。
利用しているAIツールごとに、生成物の権利の扱いや利用条件が定められており、それを無視して使うと問題になる場合があります。
特に注意したいのは、学習データに関する扱いと、生成物の権利帰属です。
ツールによっては、生成した画像を商用利用できるものもあれば、一定の条件下でのみ利用可能な場合もあります。
また、特定の作品や有名キャラクターに似すぎた絵を生成すると、著作権侵害や二次創作の問題が発生する可能性もあります。
AIで漫画を作る前に、必ずそのツールの利用規約と商用利用の可否を確認しておくことが重要です。
キャラクターや絵柄が安定しにくい問題
AIで漫画を作る際の大きなデメリットの一つが、キャラクターや絵柄が安定しにくい点です。
同じプロンプトを使っても、生成するたびに表情や服装、顔つきが微妙に変わることがあります。
短い4コマ漫画や単発の作品であれば大きな問題になりませんが、連載や長いストーリーになると違和感が出やすくなります。
この問題を完全に防ぐのは難しいため、ある程度のブレは許容する、もしくは編集ツールで微調整する前提で考える必要があります。
AI漫画は手描き漫画とは違い、完全な一貫性を求めすぎないことが現実的な使い方と言えます。
商用利用時に気をつけたいポイント
AIで作った漫画を収益化する場合は、商用利用に関する注意点をより慎重に確認する必要があります。
無料プランと有料プランで商用利用の条件が異なるAIツールも多く、無料で使っていた設定のまま収益化すると規約違反になるケースもあります。
また、広告、アフィリエイト、販売用コンテンツとして使う場合は、どこまでが商用利用に該当するのかを事前に把握しておくことが大切です。
AIを使って作った漫画であっても、最終的な責任は制作者本人にあります。
安心してマネタイズを進めるためにも、利用規約を確認し、不明点がある場合は無理に使わないという判断も必要になります。
これらの注意点を理解したうえでAI漫画を活用すれば、リスクを抑えながら制作や収益化に取り組むことができます。
まとめ
AIで漫画を作る方法は、ストーリーと構成を考え、キャラクターを整理し、プロンプトで具体的に指示を出すという基本の流れを押さえれば、初心者でも十分に実践できます。
画像生成はNanoBananaProを使えばシンプルに始められ、生成した漫画に違和感があれば、クリップスタジオなどの画像編集ツールで仕上げることで完成度を高められます。
AI漫画は作るだけで終わらず、SNSやブログでの集客、商品やサービスの説明、制作代行、オリジナル漫画としての発表など、マネタイズにつなげる選択肢も豊富です。
大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、実際に作って公開し、反応を見ながら改善していくことです。
AIをうまく活用すれば、表現の幅も収益の可能性も大きく広がります。





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